「碓井先生から、いくつになっても人は変われるということと、仕事を面白がるという、人生を豊かにするためのメソッドを学びました」
研修を受講された幹部の方の、この言葉がすべてを物語っています。創業100年を超えるD社の幹部の皆さまは、社員の大半が新卒・第二新卒で入社し、長年勤め上げてこられた方々。会社のことは誰よりも知り尽くしています。
足りなかったのは、たった一つ。「外の景色」でした。
社内の知恵は十分にある。必要なのは「外の知恵」だけ
自社一筋で歩んでこられた幹部の皆さまには、他社事例や業界トレンド、戦略・マーケティング・財務といった経営知識を体系的に学ぶ機会がありませんでした。各部門の実務には精通していても、全社を俯瞰して語り合う共通言語がまだない。そのご相談から、支援が始まりました。
知識の前に、マインドから始める
プログラムの最初は、経営知識ではなくビジネスマインド研修です。受け取る側の土台が整っていなければ、どんな座学も「その日だけ」で終わってしまう。数多くの研修現場で経験してきたことです。
事前課題は、TED・植松努さんの講演「思うは招く」の視聴。すべては理想を思い描くことから始まる。諦めない。かっこ悪くても突き進む。知識の前に、この姿勢を全員で共有しました。
隔週×長期で、MBAの内容を積み上げる
土台が整ってから、SWOT分析、競合分析、ポジショニング戦略、マーケティング、財務分析——MBAで学ぶ内容を隔週1回のペースで長期間かけて学んでいきました。
詰め込みの短期研修ではなく、学んだことを現場で試し、次の回で振り返るリズム。長年の実務経験を持つ幹部の皆さまだからこそ、フレームワークと自社の現実が結びついた瞬間の理解の深さには、目を見張るものがありました。
総仕上げは「自社の10年後」を自分たちで描くこと
プログラムの最終章は、「この会社が10年後にどうありたいか」のロードマップを、幹部の皆さまご自身が策定し発表する場です。
外部コンサルタントが描いた未来ではなく、会社を最も知る人たちが、新しく手にした経営の物差しで描いた未来。これこそが、この研修の成果物です。
新規事業への挑戦が始まった
ロードマップをきっかけに、100年の歴史で培った強みを活かした新規事業への挑戦が始動しました。幹部の皆さまが共通の経営言語で語り合えるようになり、組織に前向きな空気が広がる中、業績も順調に伸びています。
100年企業の次の100年は、冒頭の言葉のような幹部の皆さまが創っていかれるのだと確信しています。